春
春は別れの季節でもあり、出会いの季節でもあります。そんなときの季節の挨拶は心がほころぶようなものを選ぶとよいでしょう。
読み手の心がほっこりするような季節の挨拶を選んでください。
季節の挨拶例文
暑さ寒さも彼岸までと申しますが
急に春めいて
黒土のいぶきにも春が感じられます
桜も咲きそろい
近くの浜では汐干狩を楽しめるようになりました
庭の遅咲きの紅梅ももうほころびはじめました
花のたよりもにぎやかな今日このごろ
花冷えとでも申しましょうか
春光うららかに
春宵一刻価千金と申しますが
春色たけなわのころと
春日のどかなこのごろ
一雨ごとに暖かくなり
光天地に満ち
日増しに暖かくなってきました
水ぬるむころとなり
桃の三月
夏
夏は梅雨の季節から秋口までと、日本で過ごすには大変つらい季節となります。そんな季節では、相手を労うような挨拶を選んで手紙つづると好印象をえられると思います。季節の挨拶は相手を労えます。
季節の挨拶例文
アカシアの花咲くころとなり
青葉に風薫るころとなりましたが
青葉若葉がすがすがしい今日このごろ
いよいよ田植えの時期となりました。
うっとおしい梅雨の季節となりましたが
海山の恋しいこのごろ
炎暑ことのほかきびしく
炎熱日ごとにきびしき折りから
桐の花の咲くころになりました
近年にない暑さですが
草木も生気を失うような暑さですが
五月晴れの好季節
新緑が野山にもえるころとなり
梅雨の晴れ間にのぞく太陽は、もう夏の陽ざしです。
つつじの花が初夏のひざしにもえるようです
ほおずき市が終わると、もうすぐ夏休みです。
吹く風も夏めいて
毎日うっとおしい日が続いております
若葉の緑も日増しに色まさり
秋
秋の挨拶は食事、紅葉など体に、目に楽しいものが多い季節ですので、相手を楽しませるような挨拶を選びましょう。秋を感じさせ、なおかつ、訪れるであろう辛い冬に向けての挨拶を選びましょう。
季節の挨拶例文
秋の気配が忍びよる今日このごろ
秋もいよいよ深まり
朝な朝な霜を見るころとなり
朝夕はさすがにいくぶんしのぎやすくなりましたが
朝夕は冷え込みがきびしくなり
音もなくしぐれの降る晩秋の候
菊薫るころ
木犀の香りに秋の深まりを覚えます
木々の梢も美しく色づき
コスモスが秋風にゆれるころとなりましたが
今年はことのほか秋の訪れが遅く、秋ひでりに悩まされています。
さわやかな秋となりました
残暑きびしき折から
心配した台風も通りすぎて、さわやかな秋空が美しく
空の青さに何となく秋の気配が感じられます
天高く馬肥ゆる好季節を迎え
灯下親しむころとなりましたが
野山の錦もいろどり美しく
晩秋の空さわやかな好季節
一雨ごとに秋の気配が深まってまいります
日増しに寒さが加わってまいりました
日増しに秋の深まるころ・
満山紅葉の行楽の好季節
虫の音が夜ごとにしげくなり
ようやくしのぎやすい季節となりました
立秋とは名のみで残暑きびしく
冬
冬の挨拶ですが、冬は、辛い季節ですね。しかし楽しいことも待っていますね。年末は旅行に行ったり、子供はお年玉をもらい浮かれ気分です。冬の挨拶ならではの、言葉を選びましょう。読み手の年末の生活が思い浮かぶような一文（挨拶）を添えるといいでしょう。また春の訪れる挨拶なども好印象です。
季節の挨拶例文
いよいよ受験シーズンとなりました
いよいよ本格的な寒さとなりました
梅のつぼみもようやくほころびかけました
梅のほころびが春の訪れを告げております
寒にはいってひとしお寒さがきびしくなりました
寒に入り、ひとしおの寒さが続いております。
寒気ことのほかにきびしく
寒鮒（かんぶな）のおいしい季節となりましたが
厳寒の候・酷寒の侯
今年は近年にないお寒さですが
暦の上に春は立ちながら
初春のお喜びを申し上げます
新春とは申しながら、きびしい寒さですが
謹んで新春をお祝い申し上げます
年の瀬も間近となり
七草がゆの日も近づいてまいりました
年内ご多端の折りから
年内すでに余日少なく
年末ご多忙の折りから
麦畑で雲雀（ひばり）の鳴く声が聞こえるようになりました
本年もいよいよ押し迫ってまいりました
本年もいよいよ残り少なくなり